樋口新

Higuchi Arata

1988年 三重生まれ
日本画の確かな技術を活かし、色鮮やかなカメレオンの点描画を描く。身体の隅から隅まで点で覆われているカメレオンは、まるで今にも画面から飛び出してくるような生命力に溢れている。と同時に、数え切れないほど沢山の色と点で緻密に描かれた身体は、自らの生命力をすり減らして作品制作へと没頭する作家の姿を彷彿とさせる。樋口曰く、状況によって色が変化するカメレオンは、人間の複雑な感情の象徴と考えることもでき、彼が一滴一滴の色彩に込める思いがうかがえる。優れた日本画の技術と、研ぎ澄まされた色彩感覚が生み出す独特な世界感は、国内のみならず海外でも高い人気を博している。

関連作品 Related artworks

関連する展覧会 Exhibition

2023 . 02 . 22 03 . 07

大丸東京店 11階催事場

時代性を求めた、既存の芸術表現にとらわれない新しいコンセプチュアルな作品は、私達に衝撃を与え想像力を掻き立てる。
また、音楽やファッションと融合し、より身近に感じることができるようになったアートは、ますます複雑化、拡大しながら影響力を増し、単なるブームからカルチャーへと進化している。
こうしたアートカルチャーを担う今人気のアーティストから、今後アートシーンを賑わせるであろうニューウェーブの作品までを集積する。

※一部媒体にて、以下3作品のみ「即日販売」と記載されておりますが、全作品抽選販売となりますので、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
該当作品:hime「Grace」、橋本ユタカ「無のための習作(反復された人物画に何を見るのか)_#018」、樋口新「パンサーとエボシとアンカラミーとジャクソン」