にいみ ひろき

Hiroki Niimi

アートディレクターとして広告や、音楽、ファッションのアートディレクションを行いつつ作家活動を開始。今日の大量消費社会、とりわけ、そこにおけるクリエイティビティの消費をテーマにした作品を制作している。大量に生産され、供給され、そして時には廃棄される衣服や食品たちがある一方、現代はユーザーに消費を促すためにクリエイティブをも大量に生み出し、そして使い捨てている。シュヴィッタースのメルツ絵画などの先行例を参照しながら、そこに現代の産業と広告の関係性を持ち込み、消費されるクリエイティブたちを擁護するために描かれている。社会から捨て去られた、あるいは時代によって使い古されたロゴやキャラクターを引用し、そして消費を象徴する最も現代的なアイコンとしてバーコードをフロントに登場させ、終わることのないクリエイティブの消費へのアイロニーとして描き出すことがにいみの作品のミッションであり、同時にこの時代に対するステートメントでもある。

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