藤原更

現代美術家

清里フォトアートミュージアムに作品所蔵後、フランスでの企画展をきっかけに、コマーシャルフォトグラフの分野からアートの世界へと転身し、流気体や液体そして植物など、うつろう被写体を中心に平面・インスタレーション・ムービーをはじめ、特に写真に特化した作品を制作する。さまざまな事象のうつろいやそれらの物理的な存在の本質を、作家に刻みこまれた記憶を辿りながらフレームに落とし込む。2011年より制作された『花三部作』は、招待作家として参加したフランスのフォトフェスティバルPhotofoliesにおいて10メートルを超えるインスタレーションがギャラリーの庭園を飾り大きな話題に。近年の個展に「記憶の花」(ヤマザキマザック美術館、愛知、2024)、「Melting Petals」出版記念展(森岡書店、東京、2022)(Margin Gallery、東京、2022)(Gallery 176、大阪2022)(Space 18、名古屋、2022)、「Sarah Fujiwara Exhibition」(Gallery Noivoi、国際芸術祭「あいち2022」 パートナーシップ事業)、「Melting Petals」(ARTIFACT, ニューヨーク, 2020)、「Melting Petals」(EMON PHOTO GALLERY、東京、2019)など。