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2026.10.07

3年ぶりのオールナイトが復活する六本木から、都市を回遊する臨海部の大規模フェスまで。 / 編集部が今月、これに行きたい アート備忘録 2026年10月編

Text & Edit / Daisuke Watanuki
Illustration / Asuka Hoshino

たくさんの展覧会やイベントの中から、絶対に行くべきアートスポットを編集部が厳選! 毎月のおすすめをピックアップしてご紹介します。
10月末から11月上旬にかけて、都市全体を舞台に新たな祝祭空間を立ち上げる「ARTE TOKYO」や「国際美術展 TOKYO ATLAS」、3年ぶりに待望のオールナイト開催が復活する「六本木アートナイト2026」など、秋の街を巡りながらアートを五感で体感できる注目の7イベントをピックアップしました。

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先月紹介のイベントもまだまだ楽しめる!

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「路上」の公共性を問う展覧会から、初開催の前橋国際芸術祭まで / 編集部が今月、これに行きたい アート備忘録 2026年9月編

  • #連載 #展覧会 #アート備忘録

「ARTE TOKYO」(お台場海浜公園ほか・東京)

臨海、日比谷・丸の内、代々木・渋谷の3エリアを拠点に、アート、演劇、音楽、エンターテインメントを結び合わせ、東京の魅力を再提示する新たな芸術祭「ARTE TOKYO」。東京2020大会文化プログラムのリバイバル企画をはじめ、浜離宮恩賜庭園を舞台とした特別プログラムや現代サーカスなど、多層的な試みが繰り広げられる。中核となる「ARTE コアプログラム」には大巻伸嗣、鈴木康広、玉山拓郎、目[mé]、永山祐子、藤本壮介、Rhizomatiksらが参画。現代美術、建築、メディアアートを横断し、街の景観を変容させるサイトスペシフィックな表現を展開する。

会期:2026年10月10日(土)〜12月31日(木)
会場:お台場海浜公園、代々木公園、東京ミッドタウン日比谷、日比谷公園、浜離宮恩賜庭園、お台場シンボルプロムナード公園・ウエストプロムナードほか
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「逗子アートフェスティバル2026」(旧本多邸ほか・神奈川)

Chim↑Pom from Smappa!Group 《気合い100連発》 2011 ビデオ Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

市民有志の活動を起点に第14回を迎える、3年に一度の「逗子アートフェスティバル2026」。歴史的建造物・旧本多邸をメイン会場に、逗子市街や沼間エリアの路地など街全体を舞台とした多彩なプログラムを展開する。国内外の作家による現代アート展をはじめ、「池子の森の音楽祭」や市民参加型プロジェクトまで幅広く実施。逗子在住の写真家・森山大道を筆頭に、フランシス真悟、大気の入り江、Chim↑Pom from Smappa!Group、キュンチョメ、高田冬彦らが名を連ねる。

高田冬彦《Dream Catcher》

会期:2026年10月3日(土)〜10月25日(日)
会場:旧本多邸、cas!ca 、CINEMA AMIGO、JR逗子駅前工事壁、逗子市立図書館、逗子文化プラザホール、逗子文化プラザ市民交流センター、蘆花記念公園、池子の森自然公園ほか
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「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026」(TOFROM YAESU TOWERほか・東京)

ルーカス・フォグリア《Constant Bloom》より

八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアの屋内外を舞台に開催される屋外型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026」。2026年は日本語で最も小さな接続詞「と(&)」をテーマに掲げ、写真を通じて人と人、世界と世界の結びつきを問い直す全14展示を展開する。ハッセルブラッド国際写真賞を受賞したザネレ・ムホリによるセルフポートレートをはじめ、人間と自然の関係を追うルーカス・フォグリア、植田正治と牟禮朱美の対話、MEPとの共同企画によるアントニー・ケアンズとPIDAN、東川賞作家の鈴木のぞみと上原沙也加など、国内外の多彩な表現者が集結する。

ザネレ・ムホリ《Bester VIII, Philadelphia》2018年 Courtesy Zanele Muholi; Southern Guild, Cape Town/New York; and Yancey Richardson, New York. © Zanele Muholi

会期:2026年10月3日(土)〜10月26日(月)
会場:TOFROM YAESU TOWER、東京ミッドタウン八重洲、東京建物日本橋ビル+三栄ビル、TODA BUILDING、Gallery & Bakery Tokyo8分ほか
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「MEET YOUR ART FESTIVAL 2026」(天王洲運河一帯・東京)

すずえり《Cabinet of Curiosities - women_s contribution》

天王洲運河一帯を舞台に繰り広げられる国内最大級のアート&カルチャーフェスティバル「MEET YOUR ART FESTIVAL 2026」。現代アートを軸に音楽、食、ファッション、ライフスタイルが交差する本祭は、寺田倉庫周辺の各施設や運河沿いの開放的なパブリックスペースを会場に展開される。気鋭のキュレーターによる大規模な展覧会をはじめ、新進ギャラリーや作家が集うアートフェア、最前線のクリエイターが登壇するトークセッション、さらに運河の水辺と響き合う音楽ライブやマーケットまで、多彩なカルチャーが一堂に会する。

青山悟《Found Flyer (青山悟 刺繍少年フォーエバー) 》撮影:宮島径

会期:2026年10月9日(金)〜10月12日(月・祝)
会場:天王洲運河一帯
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「国際美術展 TOKYO ATLAS」(台場公園ほか・東京)

イケムラレイコ《ムーンラビット・ランディング》 コンセプト・ドローイング 2026

台場、青海、天王洲の臨海部を舞台に開催される「国際美術展 TOKYO ATLAS」。美術館の枠組みを超え、都市の歴史やインフラ、景観と現代アートを響き合わせる回遊型国際美術展だ。建畠晢と三木あき子がアーティスティック・ディレクターを務め、歴史性と都市環境の両面から空間を構築。テレコムセンタービルでは草間彌生の大型バルーン作品《ヤヨイちゃん》と日本初公開の《宇宙へ行って見た愛の花束》を世界で初めて組み合わせて展示するほか、お台場海浜公園に佇むイケムラレイコらの彫刻、青海南ふ頭公園内地下駐車場にはタイのアーティスト、カウィター・ワッタナ チャヤンクーンの新作映像作品などが並ぶ。

カウィター・ワッタナチャヤンクーン《The Machine Ghost in the Human Shell》2024
In Collaboration with Pat Pataranutaporn

会期:2026年10月10日(土)〜12月20日(日) 
会場:台場公園、お台場海浜公園、テレコムセンタービル、青海南ふ頭公園、地下駐車場(青海南ふ頭公園内)、アイルしながわ、WHAT MUSEUM
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「六本木アートナイト2026」(六本木ヒルズほか・東京)

ヨアン・ブルジョワ・アートカンパニー 《オープニング(Opening)》 © Pascale Cholet

2009年の始動から15回目を迎える本祭では、日没から夜明けまで街全体をアートで満たすオールナイト開催が3年ぶりに復活。六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街およびその他六本木地区の協力施設や公共スペースが連携し、街路のあちこちに刺激的な表現を立ち上げる。特定の国・地域に焦点を当てる「RAN Focus」では六本木アートナイトのモデルとなった『ニュイ・ブランシュ(白夜祭)』の本場であるフランスを取り上げ、パリのアートセンター「サンキャトル・パリ」の前ディレクター、ジョゼ=マニュエル・ゴンザルヴェスのキュレーションによる先鋭的な作品群を紹介する。

クレダ&プティピエール 《水浴(The Bathers)》 Photo:deb-fong

会期:2026年10月31日(土)〜11月1日(日)
会場:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館ほか
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「アートウィーク東京」(都内各所・東京)

Multiple Spirits《ダンジョンは生ける光の陰影へ》2025年 Photo by Takashi Fujikawa. Courtesy Waitingroom.

都内各所の美術館やギャラリーを舞台に開催される「アートウィーク東京」。特定のメイン会場を設けず、エリア間を無料で結ぶ専用バス「AWT BUS」を運行することで、鑑賞者が街を移動しながら展示やトーク、限定の「AWT BAR」を巡る独自の体験を提供する。2026年は過去最多となる56施設が参加し、ポーラ ミュージアム アネックスやセイソン&ベネティエールなども新たに参画。東京の文化インフラを有機的につなぎ、日本の現代美術の現在地と都市のダイナミズムを体感できる試みだ。

ソフィー・ニス《If Nature Didn’t, Warner’s Will》2012年 Courtesy Galerie Greta Meert, Brussels.

会期:2026年11月4日(水)〜11月8日(日)
会場:都内の参加美術館・ギャラリー、AWT FOCUS、AWT BARほか各プログラム会場
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