中西瑛理香

Erika Nakanishi

1988年生まれ
2016年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース 修了
現在希少となった動植物をテーマに、古典的な技法を基盤としながら、主観的なデフォルメや現代的な要素を融合させた表現を探求している。
自然や生命への深い敬意を出発点とし、日本古来の美意識である「間」や「感じ取る」ことを重視。
空白や余白は鑑賞者の想像を促し、さらに作中の生命の存在感を際立たせることで、見る人との対話を生み出す。
希少動植物の現状には人間活動がもたらした多くの課題が含まれている。作品を通じて環境への気づきを喚起し、日本の精神文化と現代の視点を交差させながら、新たな発見の機会を提示することを目指している。