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INTERVIEW
2026.06.03
KOJI TOYODAとRYUJI KAMIYAMAによる2人展が大丸東京店で開催! / 対談インタビュー・二人の出会いから共作誕生の逸話まで
大丸東京店10階ART GALLERY2では、2026年6月17日(水)〜30日(火)の期間にアーティストKOJI TOYODAとRYUJI KAMIYAMAによる2人展 “I KNEW YOU”を開催。
タイトル “I KNEW YOU” には、豊田弘治と神山隆二、ふたりのアーティストの特別な関係性が込められている。出会いから今回の共作が生まれるまでの逸話や、今回の見どころを伺った。
タイトル “I KNEW YOU” には、二人のアーティストの特別な関係性が込められています。
共通の同志であるスタイリスト・石川顕氏を通じて対面するずっと前から、二人はお互いの作品や活動を知っていました。リスペクトし合い、遠くでその進化を見守ってきた二人が出会い、今また新しい地点で交差します。
同じ時代感やカルチャーを共有し、深い信頼関係を築いてきた彼らは、言葉を多く交わさずとも、たとえ離れていても成立する阿吽の呼吸を見せます。
本展では、それぞれの原点回帰と挑戦が入り混じる最新のソロワークと、二人の対話の結晶である「共作」を展示。
BEAMS、Ron Herman、高野山金剛峯寺など多方面のクライアントワークをはじめ、日本におけるサーフアートの第一人者である豊田 弘治 と、NANGA、JOURNAL STANDARD、CASETiFY、海外の大型施設などグローバルなコラボレーションを展開する神山 隆二。第一線で走り続ける二人の「今」がここに集結します。
作家プロフィール
豊田 弘治(Koji Toyoda)
1962年5月22日、大阪生まれ。アーティスト。 子どもの頃から絵を描くこと、サーフィン、ファッション、音楽が大好き。
1992年、30歳の誕生日に「Enjoy SURF」のロゴマークをデザイン。1997年、カリフォルニアで初のエキシビジョンを開催。2023年、弘法大師御誕生1250年記念の企画展として高野山金剛峯寺にて「こころ」豊田弘治個展を開催。2024年より「ジャズストラクションズ」と題し、抽象絵画を再開。2025年、氣サーフボードとのコラボ展「サーフ&ジェントルメン」を東京国立近代美術館2階のラー・エ・ミクニにて開催。カラフルでピースフルな絵画作品の他、各国様々な企業やブランドとのコラボレーションを通じて独自の世界観を表現し続けている。
神山 隆二(Ryuji Kamiyama)
1972年、東京生まれ。アーティスト。 90年代初頭、グラフィック業界から衣服の世界へ。ブランド「FAMOUZ」として裏原宿での活動を10年行う。活動後、路上から公共に至る場所にてライブペイントを残す。2003年自身初個展を皮切りに、SF、LA、北欧などで展覧会を開催。近年は、国内での展示を中心に国内外での壁画やショールーム、ウィンドウを描き続けている。また、石川顕、JERRY鵜飼と共に“ULTRA HEAVY”としての活動も行っている。
2人の出会いのきっかけ
豊田弘治(以下豊田): きっかけは、先輩であるスタイリストの石川顕さんに「昼飯行くぞ」と言われて代官山のレストランに連れて行かれたら、そこに神山くんがいました。
神山隆二(以下神山): そうですね。一緒にランチしてから、代官山郵便局の地下にあるジャズ喫茶へタバコを吸いに行き、仲良くなりましたね。
豊田: 作品はお互い昔から知っていたけれど、直接会ったのはそれが初めてでした。
神山:豊田さんは当時ご自身のブランドをやられていた頃で、もう随分前の話ですね。

ULTRA HEAVYの系譜
ULTRA HEAVY
石川顕氏が立ち上げた「ULTRA HEAVY」において、初期からグラフィックを提供しサポートしてきた豊田 弘治と、主要メンバーとして活動する神山 隆二。二人のクリエイティブな繋がりを、最新のアートワークや、1点もののハンドクラフトグッズを展開。
―― お二人はULTRA HEAVYに携わっていたようですね?
豊田:出会った頃は、もちろん神山くんの名前を知っていたし、石川さんが神山くんや鵜飼くんのことを「こいつらおもろいことやってる若い子らやねん」と作品をよく見せてくれていました。
神山:その頃はまだ「ULTRA HEAVY」(石川・神山・鵜飼が展開していたブランド)はやってなかった。
豊田:実は最初の頃、僕が「ULTRA HEAVY」のグラフィックを石川さんに提供していたんですよ(笑)。 僕が適当にやるから「こいつあかんわ」と思われて、神山くんと鵜飼くんを参入させて、僕はだんだんフェードアウトしていった感じかもね!? 笑
神山:元祖は豊田さんですね。「ULTRA HEAVY」という名前を考えた時も豊田さんがいました。某大手が「ウルトラライト」を打ち出していた頃、石川さんは天邪鬼だから「ウルトラヘビーなんだよ!」と言い出してました。
豊田:「キャンプにソファー持っていくんだよ」とか、最初は意味がわからなかったけれど、やっていくうちにだんだん分かってきました。 何に使用するかは決まっていないけれど「何か描いて」と言われて、適当に描いたものを石川さんがアレンジして、だから僕らは何が何になるのか分かっていないんです(笑)
神山:そうでしたね。「ULTRA HEAVY」と「KEEN」のコラボサンダルが上がってきたら、ベースのテキスタイルは僕のスプレーアートを使って、散りばめたイラストを豊田さんのグラフィックを使用していたりしている。すごく素敵にまとまってました。はちゃめちゃなようで、ちゃんと舵取りしてディレクションしているのが石川さんでした。
豊田:商品が完成して出てきた時に「ああ、これか」「上手いことやるなあ」といつも思っていました。
神山: SNSでタグ付けされて「こんなの出たんだ」「これ何?」と知ることもありました(笑)
豊田:今回の展覧会の取り組みには石川さんはいないけど、感覚としてはこれまでのULTRA HEAVYの系譜があると思います。


共作のプロセスとお互いの魅力について
―― それぞれの魅力はどんなところですか?
豊田:魅力はオリジナリティですね。神山くんらしい唯一無二のスタイルがある。 人間だから成長も進化もするし、作風が微妙に変化したり、またはガツンと変化するのもよく分かります。 日本という同じ国で、ほぼ同じ時間を生きている人間だからこそ「今こんなことを考えて、こんな気分なんだろうな」ということが作品から伝わってきます。
神山:それは僕も一緒ですね。豊田さんらしいものが毎回見られる。 最近の描き方も面白いし、最終的に豊田さんはまとめるのが本当に上手い。 自分に足りない「自分を演出する、仕切る」という力が豊田さんにはあります。
豊田:職業柄、デザイナーからアートディレクションまで仕事をたくさんしてきたからかもしれません。 仕事をしている時は客観的で、一人の「KOJI TOYODA」というアーティストを勝手にセルフプロデュースしているような、少し離れた感覚でやっています。神山くんも同じ感覚あると思います。

―― 今回の共作はどのように進んでいきましたか?
豊田:神山くんが、序盤に『今回の展示は、スプレーで描く』と言ったので、同業者として、『こう描いたら描きやすいんじゃないか!? 』というバランスを考えながら僕がベースを描きました。
神山:豊田さんがベースを描き、その上から僕がスプレーで描く。話し合う前から僕も同じことを考えていたので、阿吽の呼吸がすでにありました。出会いやULTRA HEAVYの軌跡を経て、感覚的に「I KNEW YOU」というタイトルにふさわしい表現になっていると思います。
豊田:ベースを描くとき、”青”のモチーフが効いています。これはファッションというか、描いている時の気分です。 次にスプレーで描く神山くんへエネルギーをバトンタッチするような感じで描いていました。この青は、僕なりのアンリ・マティスの「ジャズ」シリーズからインスパイアされた「マティスブルー」です。

豊田 弘治が描いた抽象画のキャンバスの上に、神山 隆二がスプレーで重ねていくスタイルで制作。一見相反する手法でありながら、深い信頼のもとに生まれる調和は、本展のタイトルそのものを体現している。

個々の作品について
―― 最後に個々の作品についての見どころをお願いします。
豊田: ここ数年、病を患ったことをきっかけに、子供の頃に描いていたような抽象画を再び描き始めました。そこに、30代の頃によくやっていた「1〜2色で表現するグラフィック」を乗せる手法を使っています。モチーフは、好きなハワイのヤシの木やパイナップル、アイビー、メガネ、ローファーなど、日常的に目にしたり感じたりしているもの。昔のままではなく、完全に「今」の自分を表現しています。
神山:最近、制作環境が変わり、那須にアトリエを移しました。そこで、身近なものや那須で感じたものを描きたいと思ったんです。パートナーである犬のLUV、先代の犬のハービー、猫のトマなどにフォーカスすることは、これまで作品として発表したことがなかったので、ストレートに描いてみたいと思いました。画材については、豊田さんとやることも考え、最近使っていなかったスプレーで最初から最後まで描き切るという手法に戻りました。今の自分のタッチでそれを表現できたら面白いかなと思っています。


出展作品例

KOJI TOYODA「 PALMS 」 910 x 727(F30) ACRYLIC on CANVAS(額装込) 2026

KOJI TOYODA「 PEACEHEART 」410 x 410(S6) ACRYLIC on CANVAS(額装込) 2026

KOJI TOYODA「 ALOHA 」 910 x 1167mm ACRYLIC on CANVAS(額装込) (F50) 2026

RYUJI KAMIYAMA 「 Because I knew you 」1455×1120(F80) SPRAY on CANVAS 2026

RYUJI KAMIYAMA「 Pillys 」 1167×1167(S50) SPRAY on CANVAS 2026
Information
KOJI TOYODA & RYUJI KAMIYAMA 2人展
“I KNEW YOU”
アーティスト|豊田 弘治、神山 隆二
キュレーション&ディレクション|池田誠
■会期
2026年6月17日(水)→6月30日(火)
10時〜20時 ※最終日は16時閉廊
■場所
大丸東京店 10F ART GALLERY2
東京都千代田区丸の内1-9-1
入場無料
◆オープニングレセプション
本展の開催を記念し、オープニングレセプションを開催したします。
・日時|6月17日(水)17:00 ~ 19:30
・会場|大丸東店10階ART GALLERY2
・参加費|無料
※レセプションパーティの参加には会場での受付が必要です。ご来場の際は会場内カウンターにて記名をお願いいたします。
※出展作品は会期前に売約済みになる場合があります。
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