• FEATURES
  • Side Effects 角谷紀章・菊池玲生二人展

NEWS

2026.08.27

「Side Effects」角谷紀章・菊池玲生二人展を銀座で開催中 / 現代における視覚体験の不確かさと、その先に立ち現れる新たな認識の可能性を探る作品

Artglorieux GALLERY OF TOKYOでは2026年8月27日(木)~9月2日(水)の期間、角谷紀章・菊池玲生二人展を開催し、ARToVILLA MARKETでも作品販売を開始いたします。

NEWS

SERIES

アーティスト 角谷紀章 編 / 連載「作家のアイデンティティ」Vol.24

  • #展覧会 #角谷紀章 #菊池玲生
私たちは日々、膨大な数のイメージに囲まれている。スマートフォンの画面を通して見た風景、記録として保存された写真、複製され流通し続ける画像。それらは単なる情報として消費されるだけでなく、記憶や認識のあり方そのものに影響を与えている。
角谷紀章は、スマートフォンで撮影したスナップ写真をもとに、ノイズやぼかしによって像を曖昧化した絵画を制作する。そこでは視覚情報の欠落が生じる一方で、鑑賞者は自身の記憶や経験を手掛かりに像を補完しようとする。見えづらさは単なる遮蔽ではなく、想像を喚起し、新たなリアリティを立ち上げる契機となる。
一方、菊池玲生は既存の絵画イメージを反復的に手作業で再構成することで、絵画におけるオリジナルとコピー、一回性と複製性の関係を問い直している。同じ像が繰り返されるなかで生じるわずかな差異は、私たちが当然のものとして受け入れている視覚の枠組みや認識の制度を揺さぶる。
両者は異なる方法論を用いながらも、「見ること」がいかに成立しているのかという根源的な問いを共有している。角谷が欠落によって想像を促すのに対し、菊池は反復によって差異を顕在化させる。そこでは絵画は対象を再現するための媒体ではなく、知覚や認識を変容させる装置として機能する。
展覧会タイトルである《Side Effects》は、本来の目的とは別に生じる作用や影響を意味する。二人の作品は何かを明確に伝達するのではなく、むしろ鑑賞者の内部に予期しない反応を引き起こす。記憶の想起、像の補完、認識の揺らぎ、既存の価値観への疑念。そうした副次的な作用こそが、作品鑑賞を通して生まれる重要な経験である。
本展は、欠落と反復という異なるアプローチを通して、現代における視覚体験の不確かさと、その先に立ち現れる新たな認識の可能性を探るものである。

SERIES

アーティスト菊池玲生 編 / 連載「作家のアイデンティティ」Vol.46

  • #展覧会 #角谷紀章 #菊池玲生

角谷紀章 「Frosted Window#121」910×1167mm(F50) キャンバスにアクリル絵具 2026

作品購入はこちら

角谷紀章 「Scrawl#13」1167×1167mm(S50) キャンバスにアクリル絵具 2026

作品購入はこちら

角谷紀章


kakutani

1993年 兵庫県神戸市生まれ   
2022年 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画修了 博士号(美術)取得    
2023年 BSフジ『ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~#399』出演  
ロールス・ロイス・モーターカーズ大阪「スペクター」発表会での作品展示           

個展 
2025年 離散之境 Realm of Dispersal/Whitestone Gallery(Taipei)    
FOG/MU GALLERY(東京)
The Ambiguity of Memory /JING YI YUAN HUI ART GALLERY(北京)  
2023年 白い夜/コートヤードHIROO(東京)  
媒介であり防護壁/銀座蔦屋書店・四季彩舎 (東京)     

 

菊池玲生 「copy and paste 2606」300×300mm acrylic on canvas 2026

作品購入はこちら

菊池玲生「copy and paste2609」s8 acrylic on canvas 2026

作品購入はこちら

菊池玲生 

kikuchi

2014年 東京芸術大学絵画科日本画専攻入学 
2023年 東京芸術大学大学院美術研究科後期博士課程修了、博士号取得 

個展 
2026年 Surfaces/TAKU SOMETANI GALLERY(東京)  
2024年 MITSUKOSHI ART WEEK/日本橋三越本店(東京)
ながい散歩/海風美術店(三重) 
これは『』ではない/銀座蔦屋書店(東京)
What’s Spotlight?/Art ID(東京) 
2023年 multiple/repetition]/Gallery 美の舎(東京)
MITSUKOSHI ART WEEK/福岡三越(福岡) 

Information 


Side Effects 角谷紀章・菊池玲生二人展 

■会期 
2026年8月27日(木)→9月2日(水)

■営業時間 
10:30~20:30(※最終日は18:00閉廊)  

■会場 
Artglorieux GALLERY OF TOKYO  
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 5階 

■入場料 
無料

Artglorieux GALLERY OF TOKYOのHPはこちら
作品に関するお問合せはこちら

新着記事 New articles

more