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COLUMN
2022.11.04
国際芸術祭あいち2022のぶらぶらアート巡り/連載「アートの現場にお邪魔しました。」
ARToVILLAスタッフが個人的に気になるアートのモノゴトと触れ合いにいく、日記のようなレポートのような連載企画「アートの現場にお邪魔しました」。
プロジェクトスタッフの陳がお届けするのは、国際芸術祭「あいち2022」で出会ったアートです。人生初めて来た街で出会ったアートにワクワクしながら楽しい一日を過ごしました。
先日アート巡りで訪れた国際芸術祭「あいち2022」。
「あいち2022」は、国内最大規模の国際芸術祭であり、国内外から100組のアーティストが参加しているそうです。会場は愛知芸術文化センターのほか、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)にも展開され、一日では回りきれないほど多くのアートが街の至るところにありました。
私がこの日訪れたのは一宮市でした。
1人旅をしたことがなかったので、どう回るかも不安でした。移動しながらあいち2022のホームページのカイドマップを見ながら、ARToVILLAで以前作った前田エマさんと小林沙友里さんの対談記事「美術館とは異なる新鮮なアート体験を」を再度読み直しました!
まずは奈良美智さんの展示があるオリナス一宮を目指して出発。

尾張一宮駅から歩いて5分くらいで奈良美智さんの展示があるオリナス一宮につきました。
素敵なオリジナル作品や大作がいっぱい飾っており、一日ずっと眺めていたいと思いました。こんなところにもというのがありまして、トイレのところにも奈良さんの”直筆メッセージ”が描かれており、とても印象に残りました。

次に一宮市役所に向かいました。途中の公衆トイレにはバリー・マッギーさんのウオールアートがあり、トイレが写真スポットになっており思わずパシャリと撮りたくなりました。

一宮市役所の1Fには眞田岳彦さんの巨大な羊毛でできている樹木のようなアート作品がありました。
ワークショップを通して参加者のみなさんと一緒に作られたそうで、市役所に来る方も普通に出入りしたり場所に馴染んでおりました。アートは特別なものでなく、暮らしの中にあって当たり前だなと感じた作品でした。
木の枝に当たる部分が天井まで伸びており、2Fから眺めていたり、どのように固定されているかをみたりと自分にとっては新鮮なアートでした。

移動途中でもいろんなアートに出会いました。暑い中、かわいいねこちゃんアートに癒やされました。耳がカットされた部分も表現されており、猫好きな私にはたまらない作品でした。
その後も旧一宮市立中央看護専門学校などで展示されているアートやインスタレーションを見に行き、最後に訪れた場所は塩田千春さんの展示をされているのこぎり二(旧毛織物工場)でした。

塩田さんの作品はのこぎり屋根工場と融合し素敵な空間となっていて、皆さんにも見ていただきたいです。ちょうど私が訪れた日はメンテナンスの日でしたので、またいつもと違う風景が見れて良かったです。
時間がなく見れなかったアートもあり、写真ではなかなか良さが伝わらないので、また機会があれば観に行きたいです。そうすると今回では気づかなかった新しい見え方がでてくるかもしれないですね。
ではまた次回の記事をお楽しみに!
PROFILE

陳俐砂
大丸松坂屋百貨店
2016年大丸松坂屋百貨店入社。店頭にて婦人洋品の販売を経験。その後ギャラリーにて5年間勤務。販売やsns運営業務に携わり、2022年より現部署。多くの方にアートを所有する楽しさを伝えていきたい。
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