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2023.10.20

今年のARToVILLA MARKETは京都で開催!/キュレーター・山峰潤也氏が注目の現代アーティスト7名を選出

今回で2回目の開催となるARToVILLA MARKET。FabCafe Kyoto(京都市下京区)にて、10月27日(金)〜30日(月)の期間で展示販売会を開催いたします。キュレーターには山峰潤也氏、会場設計には建築家・佐野文彦氏を迎えました。

今年のARToVILLA MARKETのテーマは「Paradoxical Landscape」
ディスプレイ越しの世界にはメタバースやAI生成のイメージが溢れ、そこにマンガやゲーム、アニメなどがオーバーラップする今日、私たちを取り巻く風景は混濁している。今回の展示では、都市の風景が日々変化し、現実と虚構との合間が溶け出していくような今を生きるアーティストたちにフォーカス。
キュレーターである山峰潤也氏が、デジタルやマテリアリティ、アニメーションやサブカルチャーなどを含んださまざまな現代の視覚環境を横断するアーティスト7名を選出。

出展作家

浦川大志
1994年福岡県生まれ。2017年九州産業大学芸術学部卒業。ゲームやGoogleマップの空間描写の方法を参照した空間構成、Photoshopやペイントソフトなどのデジタル的な筆致が特徴。主な展示に「CAMKコレクション展 Vol. 7 未来のための記憶庫」(熊本市現代美術館、2023)、「Wall Project 浦川大志|掲示:智能手机ヨリ横浜仮囲之図」(横浜美術館、2022) など。

浦川大志『複数のパース(視点)』アクリル、ジェッソ・綿布、パネル、2022年

河野未彩
2006年多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業。音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年半ばからアートディレクション/グラフィックデザイン/映像/プロダクト/空間演出など、幅広い表現メディアを使用し、女性像に着目した色彩快楽的な作品を多数制作。主な個展に「脳内再生」(HARUKAITO by ISLAND、2022)、「←左右→」(Calm & Punk Gallery、2021)など。

河野未彩『まわる色_01』レンチキュラー・アクリル・モーター、2021年(撮影:Naoki Takehisa)

GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE(ギロチンドックスギロチンディ)
1999年東京都に生まれ、漫画、映画などのサブカルチャーに触れ育つ。都市と青年を題材にコンセプチュアルで物語的な表現を行なっている。現代美術の展覧会とライブを組み合わせて、7年間にわたり物語が展開されていく長編プロジェクト「獸」を開催している。また、日本橋馬喰町にあるギャラリー「CON」のキュレーションなども行う。主な個展に「☆☆☆☆☆☆☆」(CON、2023)など。

GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE『EYE*2』アクリル・和紙、2023年

藤田クレア
中国北京生まれ。2018年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。
動力的な装置と有機物を組み合わせ、自身が生きる社会構造やプライベートな関係性において直面する問題や苦悩を反映した作品を制作する。主な個展に「ふとうめい な 繋がり」(資生堂ギャラリー、2020)グループ展に「SOUND & ART展 」(アーツ千代田3331、2021)がある。

藤田クレア『Interrelations ~version 1 : (1 + √5)/2+x~』ミクストメディア、2020年(撮影:加藤健)

藤田紗衣​​
1992年生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画修了。ドローイングを起点に、シルクスクリーンやインクジェットプリントなどの印刷技術を用いて、描くこと自体を版によって再解釈し、描く行為から時間的・空間的に分けられたイメージを作る。主な展覧会に 個展「仮想ボディに風」ザ・トライアングル(京都、2022)、グループ展「惑星ザムザ」小高製本工業株式会社跡地(東京、2022)など。

藤田紗衣​​『DDD(warp)』シルクスクリーン・セラミック、2022年(撮影:Yuichi Nishimura)

藤倉麻子
1992年生まれ。2018年東京藝術大学大学院メディア映像専攻修了。都市・郊外を横断的に整備するインフラストラクチャーや、それらに付属する風景の奥行きに注目し、主に3DCGアニメーションの手法を用いた作品を制作。本展では、建築・都市理論の研究と設計を専門とする大村高広と共同実施するプロジェクト「記録の庭」から生まれた作品も発表。アート/建築/ランドスケープを接続させた実践に取り組んでいる。主な展覧会に「Paradise for Free」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2021)、「アーバン山水」kudan house(東京、2023)など。

藤倉麻子『The Great Nineと第三物置【検証】』映像(USBデーター)、2023年

Meta Flower
ラッパー、彫刻家。アンダーグラウンドという場所のルーツから感じた、社会の立ち位置や視点の差異をバックグラウンドに持つ。彫刻では文字をテーマにした作品や、爆薬にて衝撃波を起こし制作する「衝撃波彫刻」を制作している。音楽活動はイスラエルやパレスチナなど旅先で出会ったミュージシャンとのセッションや、東京をベースに日本各地でのライブ活動を行っている。

Meta Flower『0.0000056』発泡ウレタンに塗装、2023年 

会場設計は建築家・佐野文彦氏が担当。今回は、自身が8年前にリノベーションを手掛けたFabCafe Kyotoを舞台に、「Paradoxical Landscape」をテーマに虚実が入り混じる空間に構築。
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佐野文彦
数寄屋大工の経験をもとに、日本の伝統的な美の様式を現代的な視点から再解釈を重ねながら領域横断的に活動する建築家。

トークイベントやプレゼントキャンペーンも!

Special Talk Program
「和田彩花×山峰潤也 いまどきの風景、それぞれのまなざし。」
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会場にて展示をさらに深く楽しめるトークイベントを開催。今回のARToVILLA MARKETのキュレーションを担当した山峰潤也氏と、連載「How to become the DOORS Season2 もっと知りたいアート!」でもお馴染みDOORS・和田彩花さんが登場。当日のトークはARToVILLAのインスタライブでも配信予定です。

Information

Special Talk Program
「和田彩花×山峰潤也 いまどきの風景、それぞれのまなざし。」

■開催日 2023年10月29日(日)
一部:14:00-14:30 『いまどきの風景、それぞれのまなざし』 「展示テーマについて」
二部:15:00-15:30『いまどきの風景、それぞれのまなざし』「出展作家・作品について」     

■参加費 無料 ※店舗でワンドリンク以上の注文をお願いいたします。

■定員 各回15名 ※定員に達し次第申込受付を終了します。

イベント詳細・参加申込はこちら

ご来場者様限定 プレゼントキャンペーン

■ARToVILLA公式LINEを友だち登録していただいている方にARToVILLAグッズをプレゼント。
※会場で新規お友だち登録いただいた方も対象となります。
※なくなり次第終了します。

■ARToVILLAのInstagramアカウントフォロー画面のご提示で、会場FabCafe Kyotoのドリンクを100円引きにて提供。また、28日(土)、29日(日)は数量限定でARToVILLA MARKET特別ドリンクもご用意しています。
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左:黄奥 | kioku(アルコール)(税込1,500円)
甘い虚構は現実と交差する。イチョウ並木に黄色い理想が溶けあう。
ゴールデンキウイ/米焼酎/麦焼酎/芋焼酎/煎茶/青レモン/スパイス/銀杏/サフラン/メスカル/トニック

右:赤い鼓動 | akai kodou  (ノンアルコール)(税込1,300円)
今を生きる人たちへ。秋めく季節に私の心も赤く高鳴る。
レッドキウイ/玄米茶/発酵茶/金木犀/スパイス/紅茶/青レモン/青蜜柑/ビーツ/梅/トニック

※会場で新規フォローいただいた方も対象となります。
※ドリンク値引についてはおひとり様1回までとさせていただきます。

Information

「ARToVILLA MARKET Vol.2」
展示テーマ:Paradoxical Landscapea1a7a8_1170_1920 (4)

展示アーティスト:浦川大志、河野​​未彩、GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE、藤倉麻子、藤田クレア、藤田紗衣、Meta Flower

展示場所:FabCafe Kyoto 1F・2F (京都市下京区本塩竈町554)
展示期間:2023年10月27日(金)~30日(月)
開催時間:11:00–19:00(最終日は17:00まで)
入場料:無料
企画監修:山峰潤也
制作:株式会社NYAW
制作進行:株式会社ロフトワーク

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